色とりどりの風景

心の中も頭の中も、丸裸にしていくための今をここに

音に乗り、音になる②

http://alomalino.hatenadiary.jp/entry/2016/06/18/075506


↑↑↑これの続き↑↑↑


ワークが始まる前は、瞑想して場をひとつに整えて、まずは京子さんからドラムを叩いて声を出してってことが始まった


ヴィジョン・クエストを終えて、セドナ帰りほやほやだった京子さん


京子さんが声を出して唄い出した瞬間……


どぉーん!!ってセドナのビジョンが広がってビックリした


私は聴く時、自然と目を瞑るんだけど(視界が邪魔になってしまうので無意識に……だと思う)、そしたら一瞬で風景はあの赤土のセドナに切り替わって、
装飾をした部族がみんなで唄っていた


あぁ、セドナの風をそのまんま纏ってるんだって思った


それがとてもとても心地よかった


唄い終わるとみんなでまずは一緒にドラムを叩いて想い想いに唄う


けどこの時なぜか、私は唄いたいって思ってないなってすぐ気づいた


声を出すことに違和感を感じたから


ドラムを叩いていたらふと、ドラムの振動ってすごく心地いいんだなぁって感じて、みんなが声を出して唄ってる中、ずっとその響きを感じていた


よく響くドラムだった


好きなドラムを手に取って~って言われて、真っ先に選んだ子だったんだ


で、この後ひとりひとりワークするんだよなぁって思いながら………あ~でも何か唄う気分じゃないなぁ~やっぱって思っていた時


ドラムとの会話が始まった


思い返してもそれは、ごくごく自然に当たり前のような流れで始まってた


振動を感じながらドラムに意識を向けていて


私『なんか今日、唄いたくないんだけどどうしよう。唄わなきゃダメなのかなぁ?』


ドラム『大丈夫……。嫌なら唄わなくて大丈夫』


私『………うーん』


ドラム『私が唄うから大丈夫だよ。私を使って音を出すのも唄うのと同じだから。それで大丈夫』


私『あぁそっか!なるほどね!私の身体を使って唄わなくてもいいんだね!そっかそっかぁ』


って………きっと時間にしたらわずか数秒の出来事だったと思うんだけど、話したっていうのか……聞こえたっていうのか………そのどれもに当てはまるような当てはまらないような瞬間だった


ドラムにも意志があるんだってことを、改めてわかった瞬間だった


みんなみんな、どんな存在とでも意識を向ければ対話ってできるのかもね


ドラムの声を聞いてとても安心して、けど一方でマインドの私?は、それが場を乱すんじゃないか?って体裁を気にしていた


やりたかったのは、声を出さずにただただドラムを身を委ねるように叩いて辺りをぐるぐるウロウロ歩くこと


そんな気分だった


ワークが始まってひとりひとりの唄に耳を傾けていると、いろんな側面や感情がダイレクトに出てそれを感じ取ることができる


隣にいた方が、ものすご~く緊張していて、そのエネルギーが強くて絶ち切っても共振してしまい、私まで心臓がバクバクしてたのは本当に大変だったけど(笑)


その人の内なる恐怖や怯え、怒り、抑えてる莫大なエネルギーがすごくて、気当たりしそうになった


で、その人が終わって自分の番


やっぱり最初は唄う気分じゃないから声は出なくて、しばらくじっとドラムを叩いてドラムの声を響かせてた


低温の声が出始めたけど、何かが違った


すぐに止めて、次に出た声は高くてやわらかい、ハミングするみたいな声だった


唄う時も目を瞑るのだけど、その時ずっとずっと


『大丈夫』


って聞こえていた


けどそれは私自身へではなく、隣の人に向けての声だった


ふんわり包んで抱きしめるようなビジョンだった


『大丈夫。大丈夫。恐くないよ。大丈夫だよ』


ずっと聞こえていて、それをそのまま声に、唄にしていた


私が終わったあとの次の人も、とても辛そうで、悲しみや憤りを抱えて、それを発散するように泣きながら向き合っていた


そんな二人に囲まれていて、何かを無意識に感じていたのかな


ワークでは本当に、思いもよらない自分との対話になる


それは、自分を感じてても周りの人を感じてても同じで、すべてがジャッジなく許されている場だから、安心して出てこれるんだと思った


ノージャッジの世界の心地よさ


ドラム&ボイスワークが終わる頃には、だいぶ時間が経っていた


そして、そこから恵さんによるムーブメント・メディスンのワークが始まった














やっぱもうすでに長い気がするー(笑)


次で終わるのか?(笑)


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